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イマイのコラム
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選挙結果を考える
2016/07/20
参議院選挙が終わって、しばらく経ってしまったが、選挙結果について考えてみたいと思います。
自民党 20,114千票 (19議席)
民進党 11,750千票 (11議席)
公明党 7,572千票 (7議席)
共産党 6,016千票 (5議席)
お維新 5,153千票 (4議席)
社民党 1,536千票 (1議席)
生活党 1,067千票 (1議席)
その他の政党は議席が取れなかったので省略しますが、比例区での得票数と議席の割合は誰が見ても納得できる数字となっています。しかしながら、選挙区では違う数字が出てきています。例えば愛知県では4議席を争い、次のような結果でした。
自民党 961,096票
民進党 575,119票
公明党 531,488票
民進党 519,510票
共産党 302,489票
お維新 218,171票
社民党 64,781票
その他 省略
議席を獲得できた4党と次点の共産党の間には大きな差が出ているので、これは納得ができます。次に三重県の結果です。
民進党 440,776票
自民党 420,929票
その他 24,871票
三重県では1議席しか与えられていないため、わずか2万票(5%)の差で議席が獲得できていません。さらに愛媛県ではつぎのようになりました。
自民党 326,990票
民進党 318,561票
その他 14,013票
ここでも1議席のため、わずか8千票ほどで当落の差が出てしまっています。私が問題だと思うのは、1人区の死票があまりにも大きいということ…三重でも愛媛でも決選投票をすると違う結果が出てくるかもしれません。大選挙区である比例区では死票が少なく、小選挙区では死票が多くなってしまう…そうなると本当に国民の意見を反映できているのか疑問が生じます。

一票の格差を是正するために区割りを変え、2つの県で1議席を争う事が今回から始まりましたが、一票の格差をなくすためには大選挙区での選挙がいいのではないかと考えます。大選挙区では少数の意見が反映されないように思えますが、半数近くの支持を集めている候補者が落選してしまう小選挙区では少数意見は反映されません。

せっかく投票したのに自分の票が死票になってしまうのであれば、投票への参加意識が低くなってしまうのではないでしょうか?