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経費を削減するために
お客様からの質問で多いのは「当社の経費の中で削減できるものは無いでしょうか」というものです。毎月の営業成績を見ているのですから、どの経費が多すぎるか指摘できるはずだと思われるのも当然です。しかしながら、これがわからないのです…。何故なら、会社全体を掌握できていないからです。

例えば電話代が高すぎるので電話の回数を減らす事が良いのでしょうか?電話を減らすと売上が減るかもしれません。あるいは、人件費が高すぎるからといって給料を下げる事ができるのでしょうか?経費が多いか少ないかというのは、会社全体の動きの中に無駄がないかどうかを探す事であって、財務諸表や元帳の上で探すものではないのです。お店や工場で皆さんの動きを見ていないとわからない事なのです。

又、もうひとつよく言われるのが「交際費はどこまで認められるのですか?」という質問です。弱い立場の中小企業において、売上獲得のために接待交際を行う事は実務上あり得るであろうという事で、資本金1億円以下の中小企業は年400万円までの支出については9割を損金経理できる事になっています。

しかし、冒頭の「どこまで」という質問には「やましい気持ち」が少し含まれているような気がします。やましい気持ちがなければ正々堂々と交際費として計上しましょう。公私混同した支出はゼロにしないと従業員や銀行に顔向けできません。昔の言い方をすれば「お天道様が見ています」って事です。

では、経費削減のためには何が必要か…これは全従業員の協力です。社長が全従業員に対して強く経費削減のための提案ができるかどうかになります。前述の交際費についても「やましい気持ち」があれば、全従業員に訴える事はできないでしょう。会社のお金で買った高級車を乗り回しているようですと、経費削減の訴えは聞いてもらえません。

社長の襟元を正した状態で全従業員へ経費削減の提案を行い、逆に従業員からの提案を受け入れる事によって、経費の削減が可能になります。従業員の創意工夫によって経費は削減できるのです。