ティータックの税務サービス 会社紹介 お客様の声 税務豆知識 よくあるご質問 お問い合わせ `トップページに戻る
 
税務豆知識
税務豆知識
利益と所得
会社の利益は損益計算書で計算されます。これに法人税率をかけたものが法人税額になれば話は簡単なのですが、実はそうはなっていません。これは、法人税法上の「所得」と企業会計における「利益」が違うからです。

顕著なものは「交際費」です。交際費とは、「得意先や仕入先との円滑な取引のために、ゴルフや旅行、飲食などをともに行った場合に支出した経費」の事を指します。この支出を会社が認めるかどうかは経営者の判断によりますが、法人税ではこれを経費としては認めません。中小企業においては一部を損金として認めますが、原則として損金とはなりません。

そのため、「損益計算書の利益に交際費を足したもの」を法人税の「所得」として計算します。これを「交際費の損金不算入」と呼び、この計算を行うのが「法人税別表」です。

交際費以外にも「損金不算入」になるものがありますし、逆パターンの「損金算入」や「益金算入」「益金不算入」もあります。このように、法人税の「所得」と企業会計の「利益」においては差額が生じるのです。