アメリカの差別問題が大きな波紋を呼んでいます。発端である「黒人容疑者を白人の警察官が絞め殺した」映像は残忍であり、根本には人種差別があることをうかがわせるものでした。不満を爆発させた一部の人は暴徒化し、武力によって押さえつけられる口実を与えてしまいましたが、大部分の人は静かな抗議活動を行って世の中を変えようとしています。
6月11日の日経新聞によると、「風と共に去りぬ」の映画が動画配信サービスから除外されたようです。この映画は「当時の米国社会で一般的だった民族的、人種的偏見を描いている」として配信をストップされました。しかしながら「歴史的背景の説明や批判を注記したうえで再び視聴できるようにするという。『偏見の存在自体を否定することになる』ため、差別表現の削除や差し替えはしない」としています。
私はこの考え方を支持します。このような問題が発生した時、配信を永久的にやめてしまうとか、批判がありそうな場面を削除するとか、差し替えを行って批判を回避するというやり方がありますが、「過去、このような考え方をする人が大多数であった」ということを明確にし、問題提起が行えるような行動が必要だと思います。千差万別な捉え方をされてしまいますが…