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イマイのコラム
イマイのコラム
YouTube
2010/09/16
今さらながら「YouTube」の話です。学生時代に行ったロックバンドの武道館ライブ映像が「YouTube」にアップされているという事を友達から聞いて、早速見てみました。YouTubeがどんなサイトなのかは雑誌などで知っていましたが、視聴するのは初めてです。

YouTubeのメインページからロックバンドの名前で検索したら目当ての映像はすぐに出てきました。武道館という会場の大きさやメンバーの脱退が決まっているなどの状況でしたので、ボーカルが感無量で歌えなくなるハプニングもあり感動的な場面でした。再度、私も感動しました。

武道館ライブをハンディカムで撮影する事自体は違法行為です。でも、それがインターネット上で誰でも見られる状況になっているのは法律上どうなんでしょう…。しかしながら、個人的には非常にありがたみを感じました。この映像を見た後たくさんの懐かしい思い出が甦り、棚から古いCDを取り出して聞いていました。

YouTubeの功罪はいろいろあると思いますが、これじゃあCD販売が落ち込むのも仕方のない状況です。正規の著作権料が著作者に入らないようになると、プロとしての基盤が崩れてしまう事にもなりかねません。それでは良い作品が創出されなくなってしまいます。

YouTubeはアマチュアが自分の作品を公開する場所としては最高だと思います。世間に認められる事で、プロへの第一歩になる事もあるでしょう。しかも、いつでもどこでもインターネットに接続できる状況になれば、音楽やビデオを保存する必要さえなくなります。聴取する側としては時間も場所も選ばず、自分の好きな音楽に接する事ができるようになります。

著作物が無料で誰でも楽しめてしまうYouTubeは個人的にはありがたいのですが、産業的には大きな問題だと思います。…アメリカで初めてラジオ放送が開始された時には、プロの音楽家たちが猛反対したようです。しかしながら、著作権管理団体を設立して使用料の徴収を行う事で決着がつきました。インターネットという新しい媒体の中で、著作権者が不利益を被らないように願いたいものです。