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イマイのコラム
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燃料電池車
2014/11/25
トヨタ自動車から燃料電池車が発売されるそうです。税込723万円は高価ですが、レクサスなどの高級車に比べると「とんでもなく高価」とも言えない金額…さらに国からの補助金が202万円、愛知県の補助金が75万円ありますので、446万円で購入できるようです。おおよそ4割引の大バーゲンです。

水素を入れれば大気中の酸素と反応させて電気を起こし、モーターを回して動く「究極のエコカー」との事…排気ガスではなく水しか排出しないのです。…しかしながら、水素を充填する設備が整っていません。愛知県内で稼働中の水素ステーションは現在4ヶ所で、年度内に10ヶ所に増やす計画のようです。

私の想像ですが、どれだけ普及するかわからない燃料電池車のために多額の設備投資を行える企業は少ないのだと思います。先行して逃げ切りタイプの設備投資であれば率先してできるかもしれませんが、将来安い金額で水素が提供できるような施設や技術が発明されると、今の設備投資が無駄になってしまいます。又、3億から4億とされる水素ステーションの投資額を回収するために、何台の給油(と呼んでいいのか?)をしなければならないかを考えると設備投資に躊躇してしまうでしょう。

雑誌によると下水処理場のメタンガスから水素を取り出す事が可能であるため、下水処理場を水素ステーションにしていくのが良いのではないかという提案もありました。又、テレビで紹介されていたのが「東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科 星研究室」による「粉で動く燃料電池自動車」です。「粉末状の水素化ホウ素ナトリウム」という粉を機械に入れると、水素が発生し、その水素と大気中の酸素を反応させて電気を起こしモーターを回すというものです。これが実用化されると「コンビニの棚に置いてある粉を購入して燃料タンクに入れれば電気自動車が動き出す」…という社会が実現するかもしれません。

トヨタが発売する燃料電池車の名前が「MIRAI」…本当に未来が、すぐそこに来ています!すごいですね。